ITコーディネータとは?
ITコーディネータは、IT経営を実現するプロフェッショナルです。経営とITの架け橋として、企業経営を支援します。真に経営に役立つIT利活用に向け、経営者の立場に立った助言・支援を行い、IT経営を実現します。
ITコーディネータ資格制度は、経済産業省推進資格で、2001年、通商産業省による国家プロジェクトの一環として設けられました。現在は約6500名の資格保有者が全国各地で活動しています。 活動形態は、独立業として、ユーザ企業・ベンダ企業内人材として、また政府、自治体のCIO補佐官など、多様な職域で活躍しています。
ITC資格取得の流れ
次の3つの条件をクリアすれば、誰でもITCになることができます。
- ITC試験に合格すること
- ITCケース研修を受講すること
- 上記2点をクリアした後、ITC資格の認定を受ける
ITC試験
ITコーディネータのプロセスについて多肢選択式のCBT方式で受験します。CBT(Computer Based Testing)方式では、コンピュータに表示された試験問題に、受験者がマウスやキーボードを使って解答します。試験実施期間と試験会場の中から、受験日と会場を選択できます。試験を終了した時点ですぐに、「合否結果」と「分野別正答率」が分かります。
<出題範囲>
「IT経営推進プロセスガイドライン Ver.3.1」です。
各ガイドラインはITC協会HPから購入が可能です。
<資格保有者優遇制度>
対象となる資格の保有者は、受験料金が軽減され、さらに選択の40問が受験不要となります。
通常 | 専門資格をお持ちの方 | |
---|---|---|
受験料金 | 19,440円(税込) | 9,720円(税込) |
試験時間 | 120分 | 80分 |
問題数 | 100問 (必須60問、選択40問) |
60問 (必須60問) |
<詳細情報>
ITC試験の詳しい内容については、こちらを参照ください。
ITCケース研修
ITCケース研修は、ITCになるために必要な研修です。
ケース研修は、ITコーディネータの活動を、モデル企業の事例を題材に模擬体験するものです。この研修によって問題解決能力を体系的に習得できます。
平成23年度までは、15日間で50万円の集合研修でしたが、平成24年度から、eラーニングと6日間の集合研修に変更になり、価格も22万円(税込)*となり、受講しやすくなりました。
* 平成24年度以降のケース研修受講者は、最初の資格更新(最長2年後)までにITC協会主催のフォローアップ研修の3講座(約7万円程度)を受講する必要があります。
I&Iファーム東京のケース研修はこちらから
ITC協会ページのケース研修詳細はこちらから
ITC認定後の資格維持について
ITCに認定されてそれでおしまいではありません。ITCは継続的な学習を求められます。資格維持には、条件をクリアする必要があります。
① | 2016年度(2016年4月以降)より過去1年度間で10ポイント取得に変更になります。 ただし、2016年度、2017年度の資格更新に限り、過去3年度間で30ポイント以上取得されている場合でも資格更新可能です。 詳細はこちら |
② | 更新前年度の「実務活動報告書」(ホームページから入力)が提出されていること |
③ | 更新手続料(税込21,600円)が入金されていること |
* H24年度以降のITC研修受講の場合は、最初の資格更新までにITC協会主催のフォローアップ研修3講座の受講が義務づけられています。
フォローアップ研修とは
フォローアップ研修とは、平成24年度以降のケース研修の日程が15日から6日に減ったことに対応し、平成24年度以降の受講者の知識を補完する研修として作られました。平成24年度以降のケース研修受講者は、eラーニング1講座(5,400円)、集合研修2講座(32,400円×2)を受講する必要があります(ポイントもつきます)。
* 平成24年度以前の受講者やフォローアップ研修受講者で3講座より多く受講した場合は、通常の研修同様にポイント取得可能です。
フォローアップ研修の詳しい内容については、こちらを参照ください。